Qactus(カクタス)
ギター挫折者と未経験者を救う、ギター演奏アシスト特許ツール。難しい曲も楽しく練習できて、いつの間にか上達することができます。楽器演奏経験ゼロでもわずか数時間の練習でアコギ弾き語りが可能。音楽知識も不要です。
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コードというのは、たった3種類の音の組み合わせで成り立っています。
あなたがギターで鳴らすそのそれぞれの弦の音程がすべて、この3つの音程のいずかと同じであれば、そのギターの音は必ず「調和」します。
「音楽のしくみ」に関する必要な知識さえ持っていれば、誰でもコードネームを見ただけで、そのコードの構成音がイメージできるようになります。
ご心配なく、そのスキルを持ち合わせていなくても、この表さえあればコードネームから構成音が特定できます。
コード解読表[pdfファイル]
この表の使い方を説明します。
まず、何でもいいので簡単なコードをひとつピックアップしましょう。
とくに具体的なアイデアがなければ、とりあえず「Em(イー・マイナー)」のコードを例にして、次の手順を追います。
…以上。要するに各列を慎重に探せば、あとは簡単。
ちなみに「Em」の正解は、「ミ」と「ソ」と「シ」です。
さて、早速ですが念のためにテストします。
次の5種類のコード、それぞれに「調和する音」を特定してください。
何となくお気づきかも知れませんが、意地悪な引っかけ問題も混じっています。
みなさんが今後どんなケースにも対応できるように、という愛のムチです。
ひとつづつ解説します。
問1の「D」の「黄色い部屋」は「左から6列目」にありますね。
一方、「赤い部屋」ですが、コードは「D」の一文字なので「空室」の列、つまり「いちばん左の列」を選びます。
さあ、「黄色い部屋」の「D」の縦列と、「赤い部屋」の「空室」の縦列を重ね合わせてみましょう。
「レ」と「ファ#」と「ラ」、この3つの音がつまり「Dのコードに調和する音」ということになります。
続いて問2の「F#m」は、「黄色い部屋」に「F#」が、「赤い部屋」に「m」が、それぞれ当てはまりますね。
(この意味がわからないという人は『2.コードネーム』を再度よく読むこと)
「黄色い部屋」の「F#」の縦列と、「赤い部屋」の「m」の縦列を重ね合わせてみましょう。
「ファ#」と「ラ」と「ド#」、この3つの音がつまり「F#mのコードに調和する音」ということになります。
問3は「Bm7」、さあ、この辺りから意地悪な問題が続きそうです。
「黄色い部屋」に「B」が、「赤い部屋」に「m」が、それぞれ当てはまります。
では、残りの「7」は?
これは「必要だけど見ないふり」の、あの「グレーの部屋」の選択肢にあった「7」ですよね。(この意味がわからないという人は『2.コードネーム』を再度よく読むこと)
という訳で「7」は無視し、「黄色い部屋」の「B」の縦列と、「赤い部屋」の「m」の縦列を重ね合わせてみましょう。
「シ」と「レ」と「ファ#」、この3つの音がつまり、当ページ「Bm7のコードに調和する音」ということになります。
問4は「Am (♭5)」、これ、引っかけ問題にも見えますが、難しく考える必要なし。
「黄色い部屋」に「A」が、「赤い部屋」に「m (♭5)」が、それぞれ当てはまりますね。
この「m (♭5)」という記号は、他と比べると違和感ありますが、「赤い部屋」の中にきちんと「m (♭5)」という選択肢が用意されていることを確認しておいてください。
「黄色い部屋」の「A」の縦列と、「赤い部屋」の「m (♭5)」の縦列を重ね合わせてみましょう。
「ラ」と「ド」と「レ#」、この3つの音がつまり、当ページ「Am (♭5)のコードに調和する音」ということになります。
ちなみに「Am7(♭5)」というふうに、このコードには「7」がついてくることが非常に多いので注意しましょう。
並ぶ順番が変わろうが「7」は「7」なので、「7」を切り捨てた形、つまり「Am(♭5)」がイメージできればOK。
問5の「Gdim」も引っかけ問題と見せかけて意外に単純、「G」と「dim」に分ければいい、ただそれだけ。
…と思いきや、「赤い部屋」になんと「☆」マークが付いていますね、実は引っ掛け問題でした。
この「dim」というのはちょっと特殊なコードで、他のコードとは別の頭で「例外」なのだと考えましょう。
☆マークを合わせて4つの音、つまり「ソ」と「ラ#」と「ド#」と「ミ」が、「Gdimのコードに調和する音」です。
なので、仮にこの「☆」マークを無視し、3和音にしたとしても「調和」します。
ただ、「m (♭5)」とまったく同じ構成音になりますけど、ここでの目的は「調和する音」なので、つまり「セーフ」なのです。
もう既に落ちこぼれそうだという人は「☆」マークを無視して構いません、落ちこぼれるよりも遥かに生産的なので。
ちなみに、もしもまだ余力があるようならば、「赤い部屋」とまったく同じ使い方で、これを活用してみてください。
グレーの部屋[pdfファイル]
先ほどの流れで既に扱い方はわかる筈なので、解説は省きます。
この時点でピンと来ていないという人、難解になるのを避けるため、やはり当初の作戦通り「グレーの部屋」は無視しちゃって構いません。
……さあ、これでコードの構成音が特定できるまでにスキルアップしました。
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