当たり前すぎて誰も疑わない、ギターメソッドの落とし穴
- 2017.09.19
- Qactus-カクタス
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Qactus(カクタス)を正しく知るためには、それ以前に知らなければならないことがあります。
これは、Qactusというよりも、“なぜギターは挫折者が多いのか”に関する実態、そして盲点についてのお話しです。
難解になりがちなテーマですが、音楽の知識なしでも読めるように、なるべく簡単に書いてみますね。
大抵の楽器はまず『命を吹き込む作業』からスタート
管楽器のビギナーは手始めにマウスピースだけで音を作り、綺麗なトーンを安定して出す基礎トレーニングを積みます。
ギターで言うところの、撥弦(はつげん:弦をはじくこと)=楽器に命を吹き込む作業です。
音階を変える作業は、通常はその先でトレーニングを積みます。ギターで言うところの、押弦(おうげん:弦を押さえること)=コードを押さえる作業ですね。
管楽器は発音させるだけでも難しくハードルは高めですが、それに比べてギターの撥弦は指先のさじ加減で、はじめてでも最初から何となくニュアンスがコントロールできたりします。
(それは、音階を変える作業抜きで…という前提での話ですけどね。)
命を吹き込む作業に限るなら、ギターは初心者に優しい楽器です。
しかし実際には、ギターは“音階を変える作業”に関してが修行のメインだと思われている風潮が、今も昔もありますよね。
つまり、コードチェンジです。
要するに初期段階で撥弦側を軽視されることが多いんです。
当たり前のように初心者が挫折するその最大の理由
もしもギター開放弦がすべて何らかの調和音、つまり、オープンコードのような開放弦だけで美しい和音なら、むしろ右手の撥弦から始めて教える側のお手本を見聞きし、楽譜も専門知識も必要とせず真似をすることに専念できます。
1コードでも命を吹き込めばかなり豊かな音楽になる訳で、その楽しさと難しさを最初に味わった初心者は強いんです。
これだけでもギター挫折者をだいぶ減らすことができます。
Qactusは初期段階から『命を吹き込む』を実現している
本来なら初期段階であっても、経験者と同じようにギターに命を吹き込むことができるのに、こんな当たり前のプロセスが従来のメソッドでは軽視され、結果、挫折者を生んでいるのです。
従来のメソッドは、高効率ですが弱点があります。
コードを押さえる「作業」は命を込める前の準備に過ぎず、ここでくじける人たちが多いのは、ギターの本当の楽しさに加え、難しさを味わっていないから。
Qactusは従来のメソッドと、そういった部分から異なります。
- Qactus公式ウェブサイト
http://qactus.jp
今日は、“Qactus”を知る前に知るべき“従来のメソッドの不完全さ”を、少しだけ解説しました。
コードを押さえるのはどっちの手?
多くの人の利き手は、コードを押さえる側ではなく、弦を弾く側を担いますよね?…つまりそういうことなんです。
既成概念だけでは、Qactusについて理解することはできません。
従来のメソッドは広く一般に、当たり前に浸透しているものですので、それを一旦捨ててイチからQactusについて理解して欲しい、というのは、なかなか難しいものです。
“Qactusをきちんと理解するのが難しい”と、先の投稿で申し上げていたその意味が少しでも伝わってくれれば、今日のところは良しとしましょう。
引き続き根気強くやりますね。
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