セーハ(バレーコード)の壁を越える

セーハ(バレーコード)の壁を越える

バレーコード挫折問題の救世主として、コロナ禍の2020年12月に世に送り出されたトレーニングツール「Fコードティーチャー」に関する投稿があります。
Fコードの壁を突破できないビギナーから、既に押さえることができてもキレイな音が出ないプレーヤーまで、必ず大きな力になる情報なのでぜひご覧下さい。

The Voice Of Developer -Qactus開発者の声-
『Fコードティーチャー』
http://qactus.jp/blog/archives/2147

 
 
 

1upStageの「特殊コード」

公式サイト内にもある通り、Qactusには、1upStageの「黒丸に白い記号を追加」という基本ルールとは例外となる特殊コードが3つあります。

Bm
Cm(※Trial-16には登場しません)
Gm(※Trial-16には登場しません)

以上3つのコードのみ、レベルアップの際に少々ルールが変わります
実際にダイアグラムを見てみましょう。

“Qactusでセーハを克服するためのコードダイアグラム"

「白い記号」の「指番号1」と、「黒丸」の「指番号1」の位置が異なっているか、あるいはそもそも黒丸の指番号1が使用されていないか(Bm)、といった状態にあることがわかりますね。(指番号1 = 人差し指)
ということは「黒丸に追加する」というTrial-16の基本ルールは通用しません

この3つのコードのみ、1up stageでレベルアップする際は「黒丸」のことは一旦忘れ、改めて「すべての白い記号」を押さえ直します
つまり、「黒丸のみ」か「白い記号のみ」、いずれかのフォームでなければならないのが、この3つの特殊コードの特徴。

Qactus、1upStageによるギターコードのセーハ克服イメージ

バレーコードの壁

幸い、その3つの特殊コードのうち、Trial-16で使用するのは「Bm」のコード、ただひとつのみ。
そもそもQactusCoreでは計15種類のコードを使用するのに対し、Trial-16では計8種類なので、暗記力に自信がないという人は迷わずにTrial-16に的を絞って取り組んでみると良いでしょう。

Trial-16は、あらゆる意味で高効率かつ最短距離でビギナーをQactus卒業へと導くプログラムなので、できれば始めから最後までTrial-16で突っ走るほうが良いとは思いますが、やはり楽曲を奏でてみたいというビギナーも多いと思うので、時々QactusCoreで息抜きする程度に留めつつ、基本的にはTrial-16に挑む気持ちで取り組んでみてください。

ステップとして好都合な「Bm」

そんなTrial-16に登場する8種類のコードのうち、バレーコードは計2つ、「F」と「Bm」のみ。
どちらもビギナーにとっては非常に厄介なものであり、これらのせいで無数のビギナーがギターをやめてしまいます

Qactusは、バレーコードの壁を乗り越えるためのプログラムとして、Trial-16と1upStageとのコンビネーションをお勧めしています。

Voice go the developer -Qactus開発者サイドの声-
Trial-16(トライアル16)でギターを始めるメリット
http://qactus.jp/blog/archives/887

あれこれと悩む前に、Trial-16でQactus卒業を目指してみてください。
この修行を辞めさえしなければ必ずバレーコードの壁は越えられます。

Trial-16では、バレーコードをマスターするために「Bm」でトレーニングを積みます

Qactus、1upStageによるギターコードのセーハ克服イメージBm

このように、バレーコードに挑む際、まず「Bm」の壁をしっかり越えていくことを、下記の理由でQactusは強く勧めています。

・セーハ(=人差指一本で複数の弦を押さえる技術)を1フレット上で行なう「F」は、2フレット上で行なう「Bm」に比べてテンション(=弦の硬度)が高く、ビギナーのバレーコード導入にはハードルが高い

・更に「Bm」は、最もテンションの高い(=最も弦の太い)6弦を押弦しないため、「F」よりも人差指への負担が少ない

・「F」に比べ、「Bm」はQactusが得意とするキーに対して「押さえなければいけないポジション」が少ないため、「黒い記号」と「白い記号」とに分け、1upStageの特徴である「段階的にコードフォーム形成をマスターすること」が可能

“バレーコードをQactusで越えるための1upStageイメージ"

見ての通り、先ほどの「白い記号」が、「黒い記号」と「白い記号」とに分けられているのがわかるでしょう。
Trial-16の基本ルールに従い、ひとまず「黒い記号」さえしっかり押さえておけば基本的には調和するので、セーハに慣れるまではしばらくこの「黒い記号」のみでトレーニングを積み、慣れてきたら「白い記号」をひとつずつ追加していき、最終的には本来の「Bm」を完成させてください。

「確実にBmが押さえられる感覚」さえ指に宿れば、「F」の壁を越えるのは時間の問題
「F」が押さえられれば、今生でバレーコードに挫折することはなくなるでしょう。
 
 
 
-関連Blog-
 

The Voice Of Developer -Qactus開発者の声-
『【永久保存版】Fコードティーチャー徹底解説』
http://qactus.jp/blog/archives/2147