ギターの状態を示す機能
ギターには個体差があり、また、保管状況や扱い方によっては楽器として機能しない状態にまで変形してしまうことがあります。楽器の状態が原因であるにも関わらず「自分には向いていない」と勘違いして挫折するビギナーも少なくありません。Qactusにはそのギターが演奏に適した状態かどうかを示す機能があります。Qactusが正しく機能すれば大丈夫です。
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Qactusは前例のない極めて画期的なツールがゆえ、「指1本で弾ける!」というキャッチーな側面のみを見聞きしたギター経験者からは「そんなの使うのは邪道だろ、ちゃんとした練習しろよ」という否定的なご意見が出やすいことも事実です。ですが、Qactusが救いの手を差し伸べたいビギナーの“壁”を自力で乗り越えられた経験者の皆様なら、Qactusの機能についてきちんと知れば知るほど「なるほど、そういうことか!」とご理解いただけるはずです。
Qactusは合理的且つ楽しみながら、ビギナーのギター上達を助けるツール+メソッドです。そのすべてをご理解いただくには相応の音楽スキルが必要ですが、Qactusの概要を経験者の皆様向けに簡単にご説明したいと思います。詳しくは本ページを最下部までご覧いただき、また、より深くその機能についてご覧になりたい場合には『Voice of the developer - Qactus開発者サイドの声』をぜひご参照ください。
従来の初級者メソッドの場合、例えば楽曲で練習をする際、最低限『いくつかのコードを押さえられるスキル』を必要とします。
ギターは今も昔も世界中の人々に愛されている楽器ですが、その裏で、統計上ビギナーのおよそ8割が今もなお挫折し続けています。
ビギナーやギター未経験者にとってのその『高い壁』を『緩やかな坂道』に変える新たな初級者メソッドとして、Qactusは誕生しました。
Qactusは従来の『コード演奏スキルに依存した初級者メソッド』とは違い、まだ何もできないビギナーにも指1~2本程度の押弦で調和する特定のダイアトニックコード群を扱うことができます。
同時に、必要な押弦力やコツに加え、コードチェンジのタイミング、ストラミング(撥弦)、リズム、ニュアンスといった『音楽表現』に関わる領域までを初日から練習に取り入れることを可能にしました。
これらの働きにより、コードフォーム形成のみに囚われてその先へ一歩も進むことができなかったビギナーたちが、ギターで曲を弾くことの「楽しさ」と「難しさ」を味わい、ギター上達への意欲を高めることができます。
ギターには個体差があり、また、保管状況や扱い方によっては楽器として機能しない状態にまで変形してしまうことがあります。楽器の状態が原因であるにも関わらず「自分には向いていない」と勘違いして挫折するビギナーも少なくありません。Qactusにはそのギターが演奏に適した状態かどうかを示す機能があります。Qactusが正しく機能すれば大丈夫です。
楽器を演奏する際の『作業(押弦や撥弦など)』は、ビギナーにとって非常に高い壁となります。Qactusにはこの壁を低くする機能があり、演奏時の作業負担を減らすことで『音楽を奏でる』ことを実現。まったくの演奏未経験者でも最初から楽しく練習ができるため初期段階でギターに触れる時間が増え、いつの間にか演奏のコツが身体に宿るようになります。
ある程度ギター経験のあるユーザーが和音構成をパズルのように工夫して『ビギナーが弾き易いコードフォーム』を探し、それをQactusCoreという形で公開することができます。他者を思いやる心を通じ、アンサンブルに必要な調和の精神を自然に育むことができます。
ギターには個体差があり、また、保管状況や扱い方によっては楽器として機能しない状態にまで変形してしまうことがあります。楽器の状態が原因であるにも関わらず「自分には向いていない」と勘違いして挫折するビギナーも少なくありません。Qactusには、そのギターが演奏に適した状態かどうかを示す機能があります。Qactusが正しく機能すれば大丈夫です。
2フレット上での指板から弦までの距離が基準値の範囲内に収まっているギター(つまり楽器として機能する最低限の状態)であれば正しく機能するよう、Qactusは設計されています。
激しく変形したギターは一般的に楽器として機能しないため、専門知識のある楽器店でメンテナンスを受けるか、あるいは手の施しようのない状態ならば、何よりあなた自身の為に思いきって状態の良いギターを入手することをお勧めします。(どんなギターを購入すれば良いのかわからない…という方は、FAQをご参照ください。)
状態の悪いギターを所有し、練習しても上手くならないその重大な原因をまったく知らずに頑張って使い続け、挫折する人は非常に多いです。このような状態のギターは、たとえプロのギタリストでもうまく弾くことは困難です。
作業負担を減らすことで『音楽を奏でる』ことを実現
『演奏』とは、単に音を出す作業ではありません。『感じる力』こそが音楽の源泉。Qactusを使用すれば、すべての楽器演奏未経験者がその場で『演奏経験者』になることができます。(Qactus開発者ブログ『Qactusを使ってギターを“指一本で弾くこと”からビギナーは何を得るのか』もご参照ください)
ある程度ギター経験のあるユーザーが、和音構成をパズルのように工夫して『ビギナーが弾き易いコードフォーム』を探し、それをQactusCoreという形で公開することができます。
QactusCoreとは、Qactusを軸にアレンジされた、演奏未経験者やビギナーのための『世界一簡単なコードフォーム』を集めたQacuts専用コードダイアグラム集で、無数の“音楽好き”たちが互いを思いやり、助け合うプラットフォーム。
そこへ手を差し伸べるために必要な知識が『QactusCoreメソッド』です。
世にある無数の楽曲が『Qactus+QactusCore』のコンビネーションによって、どのような人でもその手でギターが演奏できる“状態”になる可能性を秘めています。
それぞれの独創的なアイデアによって、無数のビギナーやまったくの楽器演奏未経験者たちがギター演奏の楽しさを知り、同時に演奏の難しさや尊さを通じて音楽の新たな価値に触れることとなるでしょう。
ギターが弾けるようになったら今度はあなたが誰かのために手を差し伸べる番。QactusCoreを投稿するうちに『音楽のしくみ』についての知識が深まり、あなた自身の音楽スキルも高まります。(Qactus開発者ブログ『QactusCore-Method(カクタスコア・メソッド)で学べるもの』もご参照ください)
他者を思いやる心を通じ、アンサンブルに必要な調和の精神を自然に育むことができます。
Qactus卒業後のビギナーたちがその先もギターを楽しんで行けるように、Qactus本体にはQactus卒業後に備えた仕掛けが施されています。
アコースティックギターには6本の硬い金属弦が張られていますが、その弦には合計50~70kgもの張力が常にかかっていますので、必要な力で弦を押さえないと正しい音色が得られません。そのため、指1〜2本でさえ上手に音が鳴らせないビギナーは、4〜5本の指を自在に扱わなければならないQactus卒業後に挫折してしまいます。Qactusは、Qactusを使用している間に必要な力を無意識かつ効率よく弦に乗せる『指の感覚』を養うため、敢えて弦のテンション(=硬さ)が少し高くなる仕組みを採用。これは、野球のトレーニング用バットが普通のバットよりも重いのと同じ理屈です。Qactus装着時の弦の硬さに慣れることでQactus卒業後のハードルを下げます。(Qactus開発者ブログ『Qactusが“ギターを簡単にするオモチャ”ではない証』もご参照ください)
ビギナーの作業負担を減らすことを最優先した結果、Qactusのコードの中には稀に調和しづらい(=コードの響きが濁る)ものも存在します。実は、この不都合にも思える要素が、Qactus卒業後、ビギナーがそれぞれの目的やジャンルに沿った新たな課題に直面した際「これまで濁っていた和音がきれいに整っていく喜びや驚き」をもたらし、目に見える自身の上達を実感することでその新たな壁を乗り越えやすくするという大きなメリットになります。これは、Q-sai@楽器挫折者救済合宿が長年の現場で得た様々な挫折例や傾向を徹底分析し、ビギナーを挫折から救うことのみを目的に応用したもので、実際に大きな成果を上げています。(Qactus開発者ブログ『QactusCoreが仕掛ける、修行段階の和音』もご参照ください)
Qactusの素材には、ギターの音色が明るくなる『ポリカーボネート(プラスチック材の一種)』を採用し、耐久性よりも音色を重視しています。これは『できるだけ長時間楽しくギターに触れていられる選択』であり、『できるだけ長期間Qactusに依存していられる選択』ではないことを示しています。通常使用であればまず問題ありませんが、万が一、余りに長い期間使用し続け、Qactusが『使用に差し支えるレベル』にまで摩耗してしまった場合、それは次の段階へのGOサインかも知れません。自分の力を信じ、Qactus卒業にチャレンジしてみてください。(もちろん、充分な耐久性能基準をクリアしておりますのでご安心ください。Qactus開発者ブログ『Qactusの寿命』も併せてご参照ください。)
Qactusには、『好きな曲を指1〜2本で弾き語りできる』Qactus専用コードダイアグラム集・QactusCore(カクタスコア)や、『ゲーム感覚で演奏に必要なスキルを身につける』初級者向けギターメソッド・Trial-16(トライアル-16)、QactusCoreやTrial-16で『指1〜2本での演奏に慣れて来た人が挑戦』するQactus卒業に向けたコードダイアグラム・1upStage(1アップ・ステージ)といった、Qactus専用の練習教材がすべて無料で使用できます。上手に使い分けることでギター演奏に必要なスキルを身に付け、Qactus卒業を目指しましょう。
「知ってるあの曲」を自分で弾き語れたら、気持ち良いですよね。Qactus専用の世界一簡単なコードダイアグラム集『QactusCore』には、指1〜2本の簡単なコードフォームで1曲弾き語りできる楽曲が豊富に揃っています。難易度を示す『★★★』表記や、どんな風に右手を動かせば良いのかなど演奏に関するアドバイスの記載もありますので、QactusCoreの使い方をしっかり理解してから、まずは『★☆☆』の楽曲に挑戦してみましょう。 『QactusCore』を見てみる
『Trial-16』は、続々と流れてくるマークを見極めながら的確にギターを奏でることで初級者スキルをマスターできる、ゲーム感覚の初級者向けトレーニングメニューです。楽譜を一切使わず、わかりやすいマークと動画のお手本を真似ることで、リズム感や余韻のコントロール、強弱、ニュアンスなど、初級者に必要な演奏スキルが得られます。各課題にはポイント解説もありますので、Trial-16の使い方をしっかり理解してから、まずはお手本をよく見て聞いて真似をしながら、No.1からNo.16までの課題をピッタリのタイミング(=リズム)でクリアして行きましょう。『Trial-16』を見てみる
Qactusを使って指1〜2本の演奏に慣れて来た方や、最初から「もうちょっと難易度が高くても大丈夫そう」という方は、『1upStage』に挑戦してください。1upStageでは、従来のQactus専用ダイアグラムで押弦(=弦を押さえること)を示す黒丸に加えて、本来のコードフォームにするための白丸や白い棒など、“白い記号”が付加されます。がんばれそうな場所の白い記号を見つけて、押弦する指を増やして行く練習です。Qactusはその構造上、本来のコードフォームにも、Qactus専用のコードダイアグラムにも調和しますので、ご自身の成長速度に合わせた難易度のコントロールが可能です。『1upStage』を見てみる
Qactusは、きりばやしひろきが2003年から主宰するQ-sai@楽器挫折者救済合宿の現場経験から着想を得て開発されたものですが、当初は、Q-sai@楽器挫折者救済合宿で不定期に行なわれている『60分で1曲弾き語り』などのワークショップイベントで補助的に使用するためのツールとして、販売目的ではないところで「こんなものがあったらいいのにな」とアイデアを温めていました。
岐阜県中津川市にある株式会社ユニ研の技術者・鳥居氏は、知る人ぞ知る世界的に有名な楽器エンジニアの一人ですが、きりばやしひろきとの交流の中でQactusのアイデアを知り、「面白いですね、たぶん作れますよ」と協力を申し出てくださったことで、Qactus誕生の物語がスタートしました。(きりばやしひろき公式ブログ『ギター演奏補助ツール・Qactus(カクタス)のはじまりの話』もご参照ください)
今こうしてQactusを皆様にお届けできるのは、Qactusに関わった多くの技術者や協力者たちの「たくさんの人にギター演奏の楽しさを知って欲しい」「演奏を通して音楽をもっと好きになって欲しい」という強い想いがあったからです。
Qactusを使って「弾けたらいいな」を卒業し、「1曲弾けた!ギターって楽しい!もっと弾きたい!」と思う人がたくさん増えること、そして、いずれQactusを卒業し、演奏の“難しさ”を“挑戦する楽しみ”に変えながら、ギターや音楽を愛する人が今よりもっと増えることを、Qactus関係者一同、心から願っています。
ギター挫折者と未経験者を救う、ギター演奏アシスト特許ツール。難しい曲も楽しく練習できて、いつの間にか上達することができます。楽器演奏経験ゼロでもわずか数時間の練習でアコギ弾き語りが可能。音楽知識も不要です。
Qactusを使用し、最も効率良く最短距離でギター演奏に最低限必要なスキルを身につけることができる、ゲーム感覚の初級者向けギター練習教材です。経験者のストラミングスキルチェックにも是非ご活用ください。すべて無料でご利用いただけます。
Qactusを使用して指1〜2本での演奏に慣れて来たら、1upStageに挑戦し、Qactus卒業を目指しましょう。QactusCore、trial-16共通でご使用いただけます。
指1〜2本で演奏することのできる、世界一簡単なQactus専用ダイアグラム(コードフォーム)集。洋邦楽共に随時更新。すべて無料でご利用いただけます。
これを理解すればQactusCoreが作成できる、ギター経験者のためのQactusCoreガイドブック。このメソッドを学ぶことでQactusCoreを作成できるようになるだけでなく、コード構成音、テンションノート、ダイアトニックスケール、ダイアトニックコード、移調など、音楽理論の中にある非常に重要な部分を理解したことになります。音楽理論挫折者にもお勧め。
Qactusの機能や正しい使い方はもちろん、上達のためのコツや練習方法のアドバイス、常にビギナーに寄り添い続ける開発者きりばやしひろきのQactusに込めた思いや開発秘話など、より深くQactusについて知ることのできる公式ブログです。ビギナーの皆様だけでなく、経験者の皆様にも興味深くお読みいただける投稿が盛りだくさん。是非ご一読ください。