なぜQactusは「最後の砦」として機能する?

なぜQactusは「最後の砦」として機能する?

ビギナーに寄り添うギター教材

従来の初級者ギターメソッドは、多くのギター愛好者を生んできたのと同時に、より多くの挫折者を生み続けてきました。
QactusCoreは、そんな従来の初級者ギターメソッドの弱点を補い、ギター挫折者だけでなくこれからギターをはじめようと言う未経験者や、手指に障害を持つ方々にも初期段階の高い壁を乗り越える手段としてチョイスいただき、大きな成果をあげています。

Qactusを使った指1〜2本程度の演奏(=CoreStage)に慣れてきたビギナーは「1upステージ」へと進みます。
この段階になると、それぞれの上達ペースにますます大きな差が出始めるため、それぞれのペースでハードルを上げていけるような教材でなければ、落ちこぼれてしまうビギナー簡単すぎて飽きてしまうビギナーとが出てしまいます。

Qactusがギター挫折者にとっての最後の砦と言われる大きな理由はそれぞれの上達ペースに合わせてフレキシブルに難易度を調整できるこれまでにない初級者ギターメソッドであるという点にあります。

Qactusの場合、ビギナーは最終的にQactus卒業を目指して練習を積みますが、この「1upステージ」ではそれぞれの上達具合に沿って、ビギナー自身の判断で、この投稿ページの各ダイアグラム上にある「白い記号」を追加していくことができます。

念のため、この指番号もきちんと踏まえて練習することをお忘れなく。

“カクタスでのギター演奏指番号"

この「白い記号」をご覧ください。
黒丸」と同じく「このフレット上で弦を押さえなさい」という指示を表す「白丸」と、弦に軽く触れた状態で弦振動を妨げる作業(=ミュート)を表す「白い半丸(=mute)」と、人差指で複数の弦を押さえる「セーハ」を表す「白い棒」、更にミュートとセーハを組み合わせた「白い棒+mute」の、計4種類の「白い記号」があります。

ひとまず現時点で押さえている「黒丸」と同時に、いくつかの「白丸」のうちのひとつを追加、つまり押弦する箇所を増やし、これまで練習してきた課題に新たな気持ちでトライしてみましょう。

この積み重ねにより、すべての「白い記号」を押弦し、きれいな音が出せるようになり、スムーズなコードチェンジが出来るようになったら、Qactus卒業はもう目の前です。

Qactusは、この「白い記号」を押弦しなくても、すべて押弦しても、あるいはどれかひとつふたつを押弦した中途半端な状態でも、そのコードに調和するようにできていて、それぞれの上達レベルに合わせ、それぞれのペースで無理なく「白い記号」を増やしていくことができるんです。

これは従来の初級者メソッドでは不可能
すべての要素を押さえられない限り前に進めない従来の初級者メソッドに対し、Qactusは「ビギナーそれぞれのレベルに寄り添いながら徐々に卒業までの坂道を登っていける」という、これまでにない革新的な初級者メソッドなのです。 
 
 

計15個のコードダイアグラム

ビギナーにとって、たとえばコードブックを開くと星の数ほどのコードが並んでいて、それだけで挫折してしまいそうですね。
いずれ上達していけばそれほど多くのコードに対応しなくてもよいということに気付くのですが、ビギナーにとっては精神的にも実質的にも大きな問題ですよね。

実はQactusCore、使用するコードダイアグラムをたったの15個に絞り上げ、この範囲で充分に初期段階の壁を乗り越えるためのコード伴奏スキルを充分に養えるよう計算されています。
(※Trial-16では更に少なく、わずか8個のコードに留められています)

つまり、この投稿の中にある15個のコードダイアグラムを覚えてしまえば、基本的にはQactusCoreに掲載されているどの楽曲にも即対応できるということです。

たとえば同じ「G」のコードでも、楽曲や投稿者によって、QactusCore上に「指1本で押さえるG」と「指2本で押さえるG」が存在します。
これは投稿者の判断でどちらかをチョイスしたに過ぎないので、ビギナーがたとえば「指1本で押さえるG」を「指2本で押さえるG」に変えてしまってもよい訳です。

それぞれのビギナーの、それぞれの段階に合わせた「G」を押さえ、練習することで、それぞれがそれぞれのペースで上達できるという、つまりこれは「黒丸」と「白丸(あるいは白い記号)」の考え方であり、それぞれの上達とともに押弦する箇所を徐々に増やしていくという発想と同じ。

また、同じ「G」のダイアグラムでも「Gadd9」「G7」「Gsus4」などといった複数のコードネームがひとつの「G」のダイアグラムにまとめられていることがありますよね。
それらは厳密にはまったく同じ和音構成ではないのですが、聴感上ギリギリセーフかアウトの辺りで調和します。
これは初期トレーニング法としてこのような選択は実際に挫折者を救う大きな力になります。(詳しくは開発者blog『QactusCore-カクタスコアが仕掛ける、修行段階の和音』にて http://qactus.jp/blog/archives/295

実はQactusCore、使用するダイアグラムをたったの15個に絞り上げ、この範囲で充分に初期段階の壁を乗り越えるためのコード伴奏スキルを養えるよう計算されています。

コードのたぐい」という考え方で、特定のコード群をひとつのコードで代用することで、トレーニング段階のビギナーの負担を軽減し、Qactus卒業のその時までは「沢山のコードを覚える作業」に労力や時間を費やすのではなく「限られた15個のコードでギター演奏の経験を積む」ことに集中できるのです。

コードのたぐい」という考え方については、この動画をご覧ください。
https://youtu.be/S-1zk0uyW-4

ちなみに、様々なコード群がどのように計15個のコードに収められるのかを示す表を用意しました。

“カクタスがギターで使用する計15個のコード表"

“カクタスでギターを弾く際にQactusCoreで使用しない領域"

コードあるいは曲の流れによっては和音が多少濁る可能性もありますし、逆にむしろオリジナルフォームよりも良い響きになることも多々ありますが、どれも練習コードと割り切って取り組んでください

ひょっとすると上記の説明で混乱するビギナーもいるかも知れませんが、QactusCore上ではチンプンカンプンでもOK
きちんとした指示に従っていけば問題ありません。

という訳で、1upステージで使用する計15個のコードは以下の通りです。

“カクタスのギターダイアグラム1"

カクタスのギターダイアグラム2

カクタスのギターダイアグラム3

カクタスのギターダイアグラム5

カクタスのギターダイアグラム6

カクタスのギターダイアグラム7

カクタスのギターダイアグラム8

カクタスのギターダイアグラム9

カクタスのギターダイアグラム10

カクタスのギターダイアグラム11

カクタスのギターダイアグラム12

カクタスのギターダイアグラム13

カクタスのギターダイアグラム14

カクタスのギターダイアグラム15

以上です。

この1upステージ上で、それぞれのペース、それぞれのレベルに沿って、無理なく徐々に上達していくことができます

ビギナーの8割といわれる挫折者を生み続けてきた従来の初級者メソッドで頑張るのも自由ですし、挫折者の目線で一緒に上達して初期段階の壁を越えることができるQactusを選ぶのも自由です。

いずれにしてもその初期段階の高い壁を越え、以降の楽しいギター生活に一人でも多くのビギナーが辿り着くことさえできれば、どちらでもよいと思います。

せっかくギターをはじめようと決心したのなら、挫折という最悪の結末は絶対に避けたいですよね。

“カクタスでギターをマスターするイメージ"

関連記述があるので、よろしければこちらも併せてご覧ください。

Voice of the developer -Qactus開発者の声-
[向上意欲に限界を作らずQactus卒業へ導く機能]
http://qactus.jp/blog/archives/275